総合受付0120-970-480
10:00~18:00
(水曜定休)
2025年7月29日
こんにちは!婚活マイスターコナンの樺沢です。
結婚相談所での活動は、「第一印象が大事」と言われることが多いですが、実は“最後の印象”も同じくらい大切だとしたらどうでしょう?今日は心理学者ダニエル・カーネマン博士の理論を通して、婚活に活かせる「記憶の仕組み」についてお伝えします。
ダニエル・カーネマン博士はイスラエル出身の心理学者で、行動経済学という分野を切り開いた第一人者です。2002年にはノーベル経済学賞を受賞しましたが、それは彼が「人間は合理的ではなく、感情や認知のクセに影響されて意思決定をしている」という研究を行ったからです。
彼の理論は、マーケティングや医療、ビジネスだけでなく、私たちの日常や婚活にも応用が可能です。その中でも特に有名なのが「ピークエンドの法則」です。
ピークエンドの法則とは、人が何かの体験をどのように記憶するかについての法則です。簡単に言えば、人は出来事全体を平均的に覚えているわけではなく、
一番感情が高ぶった「ピーク(頂点)」の瞬間
最後の「エンド(終わり)」の印象
この2点によって記憶が形成され、後の評価や判断に強く影響を及ぼすというものです。
この法則を婚活に応用すると、例えば以下のような工夫ができます。
デートの中盤に感情が動く出来事(ピーク)を入れる
→ 美味しいスイーツ、ちょっとしたサプライズ、笑える話など、記憶に残るポイントを意識しましょう。
デートの終わりを丁寧に、温かく締めくくる
→ 別れ際に「今日は本当に楽しかったです。またぜひお会いしたいです」と笑顔で伝えるだけでも、エンドの印象は大きく変わります。
お見合いやLINEの最後の一文にも気を抜かない
→ たとえ会話が盛り上がらなかったとしても、「今日はありがとうございました」と感謝を伝えることで、相手の記憶には良い印象として残ります。
婚活で出会う一つ一つの出来事は、相手にとっての“記憶”となります。人の気持ちは理屈だけでは動きません。だからこそ、記憶に残る「ピーク」と「エンド」を意識することが、次のチャンスにつながる第一歩になります。
「良い会話ができたか」よりも、「どう締めくくったか」。ぜひ、次のお見合いやデートから、ピークエンドの法則を意識してみてくださいね。