総合受付0120-970-480
10:00~18:00
(水曜定休)
2026年6月23日
婚活マイスターコナン カウンセラーの藤井です
婚活をしている女性から、よく聞くお悩みがあります。
「条件は悪くないのに、好きになれません」
「いい人だとは思うけれど、気持ちが動きません」
「何人会ってもピンとこないんです」
「このまま誰も好きになれなかったらどうしよう」
婚活では、プロフィール上の条件が合う人と出会うことはできます。年齢、職業、年収、住まい、家族構成、結婚への真剣度。事前に確認できる情報が多いからこそ、効率よく出会えるのが婚活の良さです。
けれど、条件が合っているからといって、すぐに感情が動くとは限りません。
むしろ婚活では、「悪い人ではない」「条件も合っている」「でも好きになれない」という状態に苦しむ女性がとても多いのです。
まずお伝えしたいのは、好きになれる人がいないからといって、あなたの心が冷めているわけではないということです。
婚活では、最初から相手を“結婚相手候補”として見ます。
この人と生活できるか。
価値観は合うか。
経済感覚はどうか。
家族との関係はどうか。
将来の住まいはどうなるか。
自然な恋愛であれば、楽しい、もっと知りたい、一緒にいたいという感情が先に動きます。そのあとで、結婚できる相手かどうかを考えることが多いでしょう。
一方で婚活は、感情が育つ前に現実的なチェックが始まります。だからこそ、心がときめく前に頭が働きすぎてしまうのです。
「この人は条件的にどうだろう」
「親に紹介できるかな」
「将来うまくやっていけるかな」
「でも、好きかと言われると分からない」
そう考えているうちに、気持ちが動く前に疲れてしまう。これは決して珍しいことではありません。
婚活で感情が動かない理由のひとつに、「好き」という感情への期待が大きすぎることがあります。
恋愛ドラマのように、一目で惹かれる。
初回デートから会いたくて仕方なくなる。
LINEが来るだけで嬉しくなる。
自然に恋愛感情が盛り上がっていく。
そんな感覚を想像していると、婚活の出会いはどうしても物足りなく感じます。
でも、大人の婚活では、最初から強い恋愛感情が湧くことの方が少ないものです。特に慎重な女性、過去の恋愛で傷ついた経験がある女性、相手を冷静に見ようとする女性ほど、感情がゆっくり動きます。
最初に必要なのは、「大好き」ではなくても構いません。
「嫌ではない」
「もう少し話してみてもいい」
「一緒にいて疲れすぎない」
「誠実に向き合ってくれそう」
「次に会ったら、少し違う面が見えるかもしれない」
このくらいの小さな感覚から始まるご縁もあります。
結婚に近づく関係は、燃え上がる恋だけではありません。安心感や信頼感が少しずつ積み重なって、気づいた時に「この人が隣にいると落ち着く」と感じることもあるのです。
「好きになれない」と悩む女性の中には、実は心が慎重に自分を守っているケースもあります。
傷つきたくない。
期待してがっかりしたくない。
好きになってから断られるのが怖い。
相手に合わせすぎて苦しくなりたくない。
また失敗したくない。
こうした気持ちがあると、無意識に感情を止めてしまうことがあります。
相手の良いところを見る前に、悪いところを探してしまう。
少しでも気になる点があると、「やっぱり違う」と思ってしまう。
好意を向けられると、急に重く感じてしまう。
近づきそうになると、距離を取りたくなる。
これは、わがままや理想が高いからではなく、心が自分を守ろうとしている反応かもしれません。
もし毎回「何か違う」と感じて終わってしまうなら、一度考えてみてください。
本当に相手が違うのでしょうか。
それとも、好きになる前に自分の心がブレーキをかけているのでしょうか。
婚活では条件を見ることも大切です。結婚生活には現実がありますから、仕事、収入、住まい、家族観、子どもへの考え方などを無視することはできません。
ただ、条件ばかりで相手を見ていると、その人自身の魅力が見えにくくなります。
年収は希望通りか。
身長は気になるか。
会話は上手か。
リードしてくれるか。
家事はできるか。
趣味は合うか。
チェック項目が増えるほど、相手は“一人の人”ではなく、“審査対象”のようになってしまいます。すると、感情はますます動きにくくなります。
好きになるとは、完璧な条件を満たした人を見つけることではありません。
相手の人柄や考え方、ふとした優しさ、会話の空気感に触れていく中で、少しずつ心が近づいていくことです。
条件を確認する前に、「この人はどんな毎日を大切にしている人なのか」「どんな時に笑う人なのか」「何を嬉しいと感じる人なのか」と、人として見てみることも大切です。
好きになれる人がいないと感じる時ほど、無意識に減点方式になっていることがあります。
話が少し退屈だった。
服装が好みではなかった。
お店選びがスマートではなかった。
LINEの文面が硬かった。
会話のテンポが少し合わなかった。
もちろん、違和感を無視する必要はありません。けれど、初対面や数回のデートだけで、相手のすべてが分かるわけではありません。
婚活では、相手も緊張しています。普段より話せなかったり、不器用になったり、良さが出るまでに時間がかかる人もいます。
だからこそ、最初から「好きになれるか」だけで判断するのではなく、「この人の良いところはどこだろう」という加点の目線を持ってみてください。
丁寧に話を聞いてくれた。
約束をきちんと守ってくれた。
店員さんへの態度が穏やかだった。
自分の話ばかりではなく、こちらに関心を向けてくれた。
不器用だけれど、誠実さは伝わった。
小さな良さに気づけるようになると、相手の見え方が少し変わってきます。
婚活で大切なのは、最初から胸が高鳴る相手を探すことだけではありません。
会ったあと、どんな気持ちになるか。
無理に明るく振る舞わなくてもいられるか。
沈黙が怖すぎないか。
自分の話を受け止めてもらえた感覚があるか。
次に会うことを考えた時、強い抵抗がないか。
こうした感覚は、結婚相手を考えるうえでとても大切です。
恋愛感情は、安心感の上に育つことがあります。最初は大きく感情が動かなくても、「この人といると落ち着く」「自分を大切に扱ってくれる」「無理をしなくても会話ができる」と感じられる相手なら、少し時間をかけてみる価値があります。
反対に、条件が良くても、会うたびに自信をなくす、無理をしてしまう、気を遣いすぎて疲れる相手なら、慎重に考えた方がいいかもしれません。
好きになれる人がいないと感じる時、必要なのは自分を責めることではありません。
「私は理想が高いのかな」
「もう恋愛できないのかな」
「結婚に向いていないのかな」
そんなふうに考えすぎなくて大丈夫です。
婚活で感情が動かない時は、出会い方、見方、心の状態を少し整えるタイミングなのかもしれません。
すぐに好きになれなくてもいい。
最初から完璧な相手を探さなくてもいい。
小さな安心感や、もう一度会ってみたいという気持ちを大切にすればいい。
結婚につながるご縁は、いつも劇的に始まるとは限りません。
静かに、ゆっくり、少しずつ育っていくご縁もあります。
「好きになれる人がいない」と悩んでいるあなたは、感情がないのではありません。
ただ、心が慎重になっているだけかもしれません。
焦らず、自分の気持ちを丁寧に見つめながら、条件だけではなく「一緒にいる時の自分」を大切にしてみてください。
その先に、無理に好きになろうとしなくても、自然と心が動く出会いが待っているかもしれません。